WinRAR リリースノート

WinRAR バージョン5.31

変更点

  • 1. Windows の高 DPI モードで次の問題を修正しました:
  • a) Windows の設定でテキストサイズが 150% 以上に設定されている場合、 WinRAR ヘルプのフォントサイズがそれに合わせて拡大されず、結果表示が小さ過ぎた問題。
  • b) Windows のテキスト設定が 125% 以上の場合、 WinRAR ファイルリストの既定の列の幅が小さ過ぎた問題。
  • 2. 右から左に記述する言語でのインターフェイスを改善しました:
  • a) 書庫ファイルの削除やログファイルのクリアを確認するシンプルな WinRAR メッセージでテキストを適切に配置。
  • b) 圧縮、解凍オプションや WinRAR 設定など、複数のページがあるダイアログで 「OK」、「Cancel」、「Help」ボタンを正しく配置し、Windows 既定の表示言語に翻訳した。

問題の修正

  • a) WinRAR 自己解凍モジュールが、 Windows API 関数呼び出しの結果として、自身の実行フォルダから DLL ライブラリをロードすることができました。 これは、 悪意のあるコードを含む DLL が自己解凍書庫と同じフォルダーに保存されていた場合には、セキュリティ上の脅威につながる可能性がありました。 本バージョンから Windows Vista 以降の OS ではそのような事態を避けるためにいくつかの手順を追加しました。 ただし、最新の Windows セキュリティパッチが適用されていない場合や Windows XP ユーザーの場合はこの問題は残ります。自己解凍書庫を実行する場合は、フォルダーに疑わしい DLL がないか特にご注意ください。
  • b) WinRAR 5.30 でファイルリストから .lnk ファイルを実行できなかった問題を修正しました。

WinRAR バージョン5.30

新機能

  • 1. 2015年9月と10月にニュースで流れた WinRAR 自己解凍書庫の致命的な脆弱性についての情報は正しいものではありません。 不幸なことに、WinRAR の脆弱性と言われていたものが、実は 2014年11月に修正された Windows OLE の脆弱性であることをマスメディアでは正しく理解されませんでした。
  • https://technet.microsoft.com/en-us/library/security/ms14-064.aspx
  • この Windows OLE の脆弱性は、たとえそれが修正される前であっても、 WinRAR の自己解凍書庫に新たなリスク要素を生むことはありません。
  • 詳しくは、 http://rarlab.com/vuln_sfx_html2.htm をお読みください。
  • WinRAR 側でこの問題に対して修正を行う必要はありません。
  • 2. 7-Zip で作成したマルチボリュームの ZIP 書庫の解凍に対応しました。 該当する書庫は、 .zip.001、 .zip.002、 ... というファイル拡張子を持っています。 WinRAR でこのような書庫を閲覧、解凍する場合は、最初に .zip.001 という拡張子のファイルを開いてください。 解凍を開始する前にすべてのファイルを同じフォルダーに保存しておく必要があります。
  • 3. .001、 .002、 ... などの拡張子で複数に分割されたファイルを結合することもできます。 .001 ファイルを通常の書庫と同様に開き、コンテンツを解凍します。 WinRAR はすべての分割書庫を結合して、解凍するファイルを作成します。 解凍を開始する前にすべてのファイルを同じフォルダーに保存しておく必要があります。
  • 拡張子「001」は、「設定/統合」 ダイアログの 「WinRAR に関連付け」リストに含まれます。
  • 4. WinRAR のファイルリストで、マウスの 戻る や 進む ボタン、または Alt + 左矢印 および Alt + 右矢印のキーボードショートカットを使って最近使用したフォルダーを表示できるようになりました。
  • 5. フォルダーワイルドカードが RAR コマンドラインで利用できるようになりました。 例:
  • rar a backup c:\backup\2015*\*
  • で、c:\backup フォルダー内のすべての「2015*」フォルダーを圧縮します。 -r スイッチを使用すると、 c:\backup のサブフォルダーでも「2015*」を検索します。
  • 6. 自己解凍書庫の「解凍」ボタンの名称を、解凍が開始された後に「一時停止」 に変更しました。 これにより、解凍処理の中断と再開が可能になりました。
  • 7. 「ファイルを検索」ダイアログに「暗号化された書庫をスキップ」オプションを追加し、検索コマンド実行中に自動的に暗号化された書庫をスキップできるようになりました。
  • 8. 「書庫をテスト」コマンドが tar.gz, tar.bz2 および tar.xz 書庫でも利用できるようになりました。 TAR 形式はファイルデータチェックサムをサポートしていないため、WinRAR は GZIP、 BZIP2 および XZ コンテナの有効性のみをチェックします。
  • 9. WinRAR 診断メッセージウィンドウに新しい文字列を追加すると、大量のエラーが発生した場合に動作速度低下など、パフォーマンスに影響が出る可能性がありました。 本バージョンでは、エラーの数に関わらず、高速に動作します。
  • 10. -sc スイッチの新しい「R」オブジェクトは、リダイレクトされたファイルとパイプに送られるコンソール RAR メッセージのエンコードを決定します。 例:
  • rar lb -scur data > list.txt
  • で、圧縮されたファイル名を持つ list.txt をUnicode で生成します。
  • 11. -ri[:] スイッチのスリープ時間のパラメータは、 RAR のパフォーマンス、特にリカバリレコードに関する処理への影響を低減するよう改善されました。 以前のバージョンと同じレベルまでシステムロードを低減するには、スリープ時間の値を大きくする必要があります。
  • 12. コンソール RAR の「l」および「v」コマンドは、ファイルの時間を YYYY-MM-DD の形式で表示するようになりました。
  • 13. Unix で作成された RAR および ZIP 書庫の解凍時、 WinRAR は破損した Unicode 文字を合成済み文字にマップします。 この変換は、一部の Unix および OS X 書庫で、非英語のファイル名を持つファイルを Windows で正常に解凍するために必要です。Windows Vista 以降の Windows で動作します。
  • 14. .7z 書庫の解凍時、作成されるすべてのフォルダーに更新日時が設定されるようになりました。 以前のバージョンでは空でないフォルダーのみに設定されていました。
  • 15. WinRAR は、書庫の作成、解凍、その他書庫に関する現在の処理が完了するまで、設定された時間が経過してもコンピューターをスリープにしないようになりました。
  • 16. .arj、 .lzh および .cab 書庫 (丸ボリューム書庫を除く) の解凍時に、全体のプログレスバーが表示されるようになりました。
  • 17. 書庫作成後にファイルを削除した時、および圧縮したファイルの「アーカイブ」属性をクリアした時に、プログレスバーが表示されるようになりました。
  • 18. 「テスト」コマンドは、RAR 3.x - 5.x 書庫内の NTFS代替データストリームのコンテンツも検証するようになりました。 以前のバージョンでは、解凍コマンドの間にのみ検証していました。
  • 19. 自己解凍モジュールは sfxstime 環境変数を設定し、これには "YYYY-MM-DD-HH-MM-SS-ms" のフォーマットでモジュール開始時間が含まれます。 ユニークなインストール先パスに基づいた時間を生成する必要がある場合は、"Path=myapp-%sfxstime%" のように Path コマンドを使用して指定することができます。

問題の修正

  • a) 既存のボリュームにファイルを追加する際、上書きを確認するメッセージを表示せず、コンソール RAR がクラッシュしていた問題を修正しました。
  • b) コンソール RAR の「lt」コマンドが、ファイルのタイムスタンプで秒を表示しなかった問題を修正しました。
  • c) 本文に 「section N of xxencode」の文字列が含まれていなかった場合に、WinRAR が .xxe ファイルの解凍に失敗していた問題を修正しました。
  • d) WinRAR が -os スイッチで保存された NTFS代替データストリームのコンテンツが異なるボリュームに分割されていた場合、それを復元できなかった問題を修正しました。

WinRAR バージョン5.21

主な新機能

  • 1. 「設定/統合/コンテキストメニュー」 ダイアログの 「ドラッグアンドドロップ」オプションは、マウスの右クリックボタンでファイルをドラッグアンドドロップした後表示される WinRAR の圧縮および解凍コマンドを、コンテキストメニューから削除するのに使用します。
  • 2. もしも winrar.ini ファイルが WinRAR インストーラーと同じフォルダにある場合は、winrar.ini はインストール完了後、WinRAR プログラムフォルダにコピーされます。
  • 3. 以前のバージョンで、 RAR5 ボリュームを指定より小さいサイズで作成する場合がありましたが、その問題が発生する可能性が減少しました。 ほとんどの場合、ボリュームサイズはユーザーが指定したサイズと同じになります。
  • 4. WinRAR は既定で、リックターゲット内に絶対パスを含むシンボリックリンクを解凍時にスキップするようになりました。 解凍ダイアログの 「高度」 タブで 「シンボリックリンクの絶対パスを許可」オプションを有効にするか、-ola コマンドラインスイッチを使用することで、このようなリンクを作成することができます。解凍先フォルダ以外を指定しているリンクは、セキュリティリスクに晒されていることがあります。自分のバックアップファイルなど、書庫の内容が安全であると確信できる場合のみ、この解凍を有効にしてください。

問題の修正

  • a) WinRAR 5.20 では、ユーザーアカウント制御で保護されたフォルダーに保存された書庫から実行ファイルを実行する際、不要なユーザーアカウント制御画面を表示していました。 このような場合書庫を含むフォルダーへ何も解凍されないため、ユーザーアカウント制御の画面は不要です。
  • b) RAR および ZIP 書庫フォーマットの解凍時に、読み取り専用属性のファイルを WinRAR が上書きする場合がありました。 WinRAR が対応する他の書庫フォーマットでもこの問題を修正しました。
  • c) 「変換」 コマンドを複数の書庫に適用し、 「リカバリレコードを付加」オプションを有効にした場合、「経過時間」 と 「残り時間」 が正しく表示されない問題がありました。
  • d) WinRAR が -os スイッチで保存された NTFS代替データストリームのコンテンツが異なるボリュームに分割されていた場合、それを復元できなかった問題を修正しました。

WinRAR バージョン5.20

主な新機能

  • 1. Windows のユーザーアカウント制御が、システムで保護されたフォルダーにファイルを解凍したり、書庫を作成するコマンドの実行を妨げる場合、 WinRARは管理者権限で別のコピーを開始して処理を完了します。 2 つ目の WinRAR のコピーの開始を許可するには、ユーザーアカウント制御で許可する必要があります。
  •    
  • 2. エクスプローラ内のファイルを右クリックでドラッグして、別のフォルダにドロップし、コンテキストメニューから WinRAR の圧縮コマンドを選択して、新規に書庫を作成できるようになりました。
  • 3. WinRAR の設定をレジストリに保存する代わりに、 WinRAR.ini を使用することも可能です。 これは例えば、 WinRAR を USB ドライブなどのリムーバブルメディアにインストールし、別のコンピュータで実行したい場合などに便利です。 詳細は WinRAR ヘルプの 「設定」- 「WinRAR.ini ファイル」 のトピックでご確認ください。
  • 4. XZ 圧縮アルゴリズムを使用した ZIP および ZIPX 書庫の解凍に対応しました。
  • 5. ZIP または ZIPX 書庫に通常の 「Store」や 「Deflate」などのアルゴリズム以外の圧縮アルゴリズムが含まれる場合、 アルゴリズム名は書庫情報ダイアログの 「解凍バージョン」 に表示されます。WinRAR が判別できない名前のアルゴリズムは、 「m<num>」 という名前が割り当てられ、「num」 の部分は圧縮アルゴリズムの識別番号となります。
  • 6. WinRAR で対応している書庫フォーマットは、 Windows のコンテキストメニューで 「WinRAR で開く」 コマンドが利用できます。 メニューを非表示にするには、 WinRAR の「設定/統合/コンテキストメニュー項目」 ダイアログで、「WinRAR で開く (通常書庫)」 オプションを無効にします。
  • 7. コマンドライン RAR は RAR プログラムフォルダーに保存された rar.ini ファイルから既定のスイッチセットを読み取ることができるようになりました。以前のバージョンでは、 「switches=<switches>」 文字列ですべての RAR コマンドの同じスイッチセットを指定することのみ可能でした。 今バージョンから rar.ini では、次の文法を利用し、個々の RAR コマンドのスイッチセットを個別に指定することも可能です。


  • switches_<コマンド>=<任意の RAR スイッチ、スペースで区切り>
    例:
    switches_a=-m5 -s
    switches_x=-o+
  • 8. コマンド 「ch」 が ZIP 書庫でも -tl、 -cu、 -cl スイッチに対応しました。以前は RAR 書庫でのみ利用できました。
  • 9. .bz2、 .xz および .Z などの、ファイルの時間情報がない書庫フォーマットでは、 WinRAR コンテナ書庫の最終更新日時を解凍されたファイルに適用します。 tar.bz2、 tar.xz および tar.Z では、tar ヘッダーに格納された時間を使用します。
  • 10. 「壊れたファイルを残す」 オプションが bzip2 書庫に対応しました。
  • 11. Windows のコンテキストメニューの WinRAR アイコンが高解像度に対応し、150% や 200% のテキストサイズでも合わせてスケールアップするようになりました。
  • 12. HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR\Policy レジストリ キーの「Benchmark」 変数で WinRAR の 「ベンチマーク」 コマンドを無効にすることができます。 マルチユーザー環境では、「ベンチマーク」コマンドが共有コンピュータリソースの乱れの原因となる場合もあります。 詳細は WinRAR ヘルプの 「設定」- 「レジストリ変数」 のトピックでご確認ください。
  • 13. 完全なコマンドラインを含む 「sfxcmd」 変数に、自己解凍モジュールがコマンドラインパラメータのみを含む 「sfxpar」 変数を追加で設定します。 これらの変数は、「Setup」 コマンドで指定されたプログラムを開始する前に設定されます。
  • 14. コンソール RAR でのファイルの上書き確認で、既存のファイルと新しいファイルのサイズと更新日時が表示されるようになりました。
  • 15. 標準入力から -si スイッチを使用して書庫を作成する場合、 RAR は現在のシステムの日時を圧縮されるファイルの更新日時に設定します。 以前のバージョンではこの時間を全く設定しませんでした。
  • 16. -si と -v<size> スイッチを一緒に利用できます。 以前のバージョンでは、標準入力から書庫を作成する際、ボリュームを作成することができませんでした。
  • 17. RAR または ZIP 書庫から FAT32 パーティションへ 4 GB を超えるファイルを解凍する際、警告を表示してユーザーに処理のキャンセルを促します。 FAT32 では 4 GB を超えるファイルに対応していません。また、「Store」 (-m0) 方式で RAR 書庫を作成し、書庫のサイズが 4 GB を超えると予想される場合にも、この警告が表示されます。
  • 18. 「設定/統合」 ダイアログで 「すべて選択」 ボタンの名前が 「すべて選択/解除」に変更されました。 これによりすべて選択解除することができるようになりました。
  • 19. 解凍時の 「書庫の削除」 オプションが、すべての .zip および .7z ボリュームを正しく削除するようになりました。 以前は、これら書庫フォーマットセットの最初のボリュームだけを削除していました。

WinRAR バージョン5.11

主な新機能

  • 1. WinRAR は、 pax 拡張ヘッダーを持つフォルダーを含む TAR 書庫の解凍に対応しました。 以前のバージョンでは解凍できませんでした。
  • 2. 「壊れたファイルを残す」 オプションが 7-Zip 書庫に対応しました。

問題の修正

  • a) WinRAR 5.10 で、ZIP 書庫解凍時に、「不可視」、「読み取り専用」、「システムファイル」の属性が設定できませんでした
  • b) WinRAR 5.10 で、圧縮せずに入れ子になった ZIP 書庫を含む自己解凍 RAR 書庫が更新できませんでした
  • c) 「パス情報を格納しない」オプションで作成された ZIP 書庫に、フォルダー用の不要な空の名前の記録が含まれていました
  • d) Windows XP で圧縮されたファイルの日付が 1 時間変更されるバイがありました
  • e) -ver スイッチで格納されたファイルを含む RAR5 ソリッド書庫内のファイルを削除すると、それらのファイルのバージョン情報が消失しました
  • f) 16 および 24 ビット画面からモードで、 Windows のカスタム文字サイズが 100% より大きく設定された場合に、ツールバーボタンの代わりに黒い矩形が表示されていました

WinRAR バージョン5.10

主な新機能

  • 1. BZIP2、LZMA および PPMd 圧縮を使用した ZIP および ZIPX 書庫の解凍に対応しました。
  • 2. 7z 分割書庫 (.7z.001, .7z.002, ...) の解凍に対応しました。
  • 3. RAR 圧縮/解凍の処理速度を向上する AES-NI CPU 命令セットに対応しました。
  • 4. 既定のテーマ画像の解像度を上げ、高解像度表示モードでの表示品質を向上しました。
  • 5. %temp% のような環境変数をが圧縮ダイアログの 「圧縮するファイル」 欄で利用できるようになりました。
  • 6. スイッチ -ai が RAR 圧縮時に利用でき、実際の属性の代わりに、ファイルとフォルダに見られる典型的な定義済みの値が保存されます。以前のバージョンでは、このスイッチは解凍時にのみ利用可能でした。

WinRAR バージョン5.01

主な新機能

  • 1. RAR 5.0 書庫は -qo[-|+] スイッチに制御された任意のクイックインフォメーション、または圧縮ダイアログにあるクイックインフォメーションのオプショングループを含むことができます。そうすることによって、WinRAR で書庫を開く速度がさらにすばやくなりました。このバージョンでは、クイックインフォメーションおよび NTFS ファイルセキュリティなどの記録両方を含む書庫のアップデート動作が改善されました。また既定のクイックインフォメーションのパラメータを最適化して、このような書庫をさらにすばやく開くことに成功しました。

問題の修正

  • a) .7z 書庫内のテキスト文字検索時に「検索」コマンドが失敗することがありました;
  • b) 別の書庫に保存してある暗号化されたファイル名の RAR 5.0 書庫を開くとき、パスワードが相違している、という誤ったメッセージが表示されることがありました。この問題は内部と外部の書庫のパスワードが異なっているときだけ発生していました。メッセージが表示されるだけでファイルの解凍に影響はなく、解凍をすることは可能でした;
  • c) パスワードダイアログにある「すべての書庫に使用」オプションが暗号化されたファイル名の RAR 5.0 書庫の追加パスワードの要求を抑制していませんでした;
  • d) WinRAR のアドレスバーが %temp% などの環境変数を基としたパスを正常に処理できませんでした;
  • e) NTFS ファイルセキュリティとその他別のデータストリームを保存するとき、パス名が 260 文字以上だと正常に動作しませんでした;
  • f) RAR 5.0 書庫のファイルの一部だけをテストすると「書庫をテスト」コマンドが有効なリカバリレコード内に破損したデータがある、という誤った報告をすることがありました。書庫ファイル全体をテストするときにはこのような問題はありませんでした;
  • g) RAR 4.x Unix シンボリックリンクを確認するとき、「書庫をテスト」コマンドが誤った報告をしていました;
  • h) BZIP2 書庫内のファイルでは WinRAR の「表示」コマンドが動作しませんでした;
  • i) 圧縮ダイアログの「高い精度の更新日時」 オプションが無効の場合 WinRAR は精度の低い更新日時を保存しないどころか、更新日時をまったく保存しませんでした;
  • j) コマンドラインモードで RAR 非対応の書庫を解凍するとき解凍先のパスに.\ や ..\ などが含まれている場合、正常に動作しませんでした;
  • k) マルチボリュームの CAB 書庫を解凍できませんでした。

WinRAR バージョン5.00

主な新機能

  • 1. 新しい RAR 5.0 書庫形式。圧縮ダイアログにある「RAR 5.0」オプションまたはコマンドラインスイッチにある -m スイッチを使って、RAR 5.0 書庫を作成することができます。古い バージョンの WinRAR を含む旧式のソフトウェアでは RAR 5.0 書庫を解凍できませんので、書庫を送信することがある方は互換性の問題があることも念頭に置いておいてください。圧縮ダイアログの「RAR5」オプションの代わりに「RAR」を選択すると、WinRAR の旧バージョンにも互換性のある RAR 4.x 書庫を作成することができます。
  • 2. RAR 5.0 圧縮アルゴリズムの変更:

  • a) WinRAR 64 ビット版で、最大圧縮辞書サイズが 1 GB にまで増えました。32 ビット版では書庫を作成する際 256 MB サイズまで使用できます。64 ビット版・32 ビット版両方とも、書庫を解凍するときには 1 GB を含むどんな辞書サイズでも使えます。
    b) RAR 5.0 の規定の辞書サイズは 32 MB であり、通常 RAR 4.x の 4 MB よりも圧縮率は高いですが、圧縮速度は遅くなります。圧縮ダイアログにある「辞書サイズ」オプション、または -md<size> スイッチを使ってこの値を変えることができます。
    c) -md <size> スイッチ構文を変更し、より大きなサイズの辞書に対応するようになりました。K や MB、およびGB などでサイズを特定するには例えば 64 MB 辞書は -md64m のように、K、や M、そして G などの変更文字を追加すると可能となります。変更文字が特定されない場合はメガバイト (MB) が想定されますので、-md64m は -md64 と同じになります。
    d) RAR 5.0 形式にはいまだに Intel IA-32 実行ファイルと圧縮アルゴリズムが含まれていますが、RAR 4.x のテキスト、音声、フルカラーおよびItanium アルゴリズムには対応していません。このような除外したアルゴリズムは現在のデータタイプおよびハードウェアの設定には効率的ではありません。
    e) RAR 5.0 の解凍には、複数 CPU コアを利用しています。圧縮アルゴリズムほどではありませんが、圧縮が不十分な大きいファイルや BLAKE2 チェックサムを使用しているときでも、さらに高速でファイルを解凍することができるようになりました。
  • 3. RAR 5.0 圧縮形式の変更:

  • a) RAR 4.x のローカル時間ではなく、協定世界時 (UTC) でファイルが保存されるようになったため、異なる複数のタイムゾーンでのファイル交換がさらに簡単になりました。
    b) ファイル名と書庫コメントには UTF-8 エンコーディングを使用しています。
  • 4. RAR 5.0 リカバリレコードはリードソロモンエラー修正符号を基本としています。 もしもリカバリレコードサイズが 5% 以上など十分大きい場合新しいエラー修正スキームの複数の破損に対する抵抗性は4.x リカバリレコードと比べてより強固になりました。1 - 2% のサイズや、またはそれ以下のランダム破損タイプのレコードは 4.x と同じような抵抗性になります。単一の連続した破損領域でも、4.x と 5.0 では処理能力にあまり違いはありません。 通常のデータ削除に加えて、新しいリカバリレコードは旧 RAR バージョンより大きなサイズの削除や挿入を検出できるようになりました。 最大挿入可能サイズは数メガバイトにまでなります。最大削除可能サイズは破損タイプによります。リカバリレコードサイズほど大きくても削除可能な場合もあります。 一番効率良くかつすばやくリカバリを処理できるのは今でも削除も挿入もないときですので破損したセクタを含むデータはすべて元の位置を保存します。 したがって破損しているメディアから書庫をコピーする特別なソフトウェアを使用するなら、ファイルからその破損部分を完全に切り捨てるのではなく 破損したセクタが 0 などのデータで埋まっている場合にはこのモードを選択することを推奨します。RAR 5.0 のリカバリレコードはリカバリレコード自体の破損に耐性があり部分的に破損したリカバリレコードデータを活用することができます。 しかし、「修復」コマンドはリカバリレコードの中にある破損したブロックを修復することはできませんのでご注意ください。 修復できるのはファイルデータのみです。正常に書庫が修復されたあとは保存されているファイルのリカバリレコードを新しく作成する必要があります。 新しいリカバリレコードはもう 512 バイトセクタを基にしておらずより複雑なデータ構造をしています。したがってサイズをセクタで特定することはできません。RAR 5.0 では、-rr[N] スイッチおよび rr[N] コマンドのパラメータは % という文字の有無に関わらずいつでも書庫サイズのパーセントになります。 通常 N% リカバリレコードは連続的にダメージを受けたデータのN%まで修復可能であり書庫のサイズは N% より少しだけ大きくなります。 複数の破損を修正する能力は、N に比例します。WinRARは James S. Plank 氏、Kevin M. Greenan 氏そして Ethan L. Miller 氏によって書かれた "Screaming Fast Galois Field Arithmetic Using Intel SIMD Instructions" ペーパーを使用して、リード・ソロモン符号の改善に努めています。 また、リード・ソロモン符号をさらに効果的に活用するためのサンプルとアイディアをくださった Artem Drobanov 氏および Bulat Ziganshin 氏に感謝申し上げます。
  • 5.「テスト」コマンドでは RAR 5.0 リカバリレコードの有効性が実証できます。リカバリレコードは書庫ファイルをすべて処理したあとに実証されます。 もしリカバリレコードを含む破損した書庫を修復する場合はリカバリレコードの検証テストに失敗したとしても、修復することは可能です。 「修復」コマンドは部分的に破損したリカバリレコードでも活用できることがあります。したがってリカバリレコードのテスト結果がネガティブだったら オリジナルファイルがまだ利用可能の場合はその結果を「修復」コマンドを使用しない理由としてではなく書庫を再作成する理由として考えることができます。
  •  
  • 6. RAR 5.0 暗号化アルゴリズムの変更:

  • a) 暗号化アルゴリズムは AES-128 から CBC モードの AES-256 へ変更しました。キー誘導機能は、HMAC-SHA256 を使用した PBKDF2 に基づいています。
    b) 特別なパスワードの信頼値でファイル全体を解凍する必要なく間違っているパスワードのほとんどを検知することができるようになります;
    c) もしも書庫のヘッダーが暗号化されていない (「ファイル名も暗号化する」オプションが有効でない)とき、暗号化された RAR 5.0 ファイルのチェックサムは、アルゴリズムに依存する特別なパスワードを使って変更されます。これによりチェックサムからファイルの内容を推測することは不可能となります。 このような暗号化されたファイルのチェックサムが通常の CRC32 と BLAKE2 の値と一致していることはありません。  
  • 7. RAR 5.0 書庫ならファイルチェックサムとして 32 ビットの CRC32 の代わりに 256 ビットの長さの BLAKE2sp ハッシュ ( https://blake2.net ) を活用できます。圧縮ダイアログの「オプション」ページにある「BLAKE2 ファイルチェックサムを使用」オプションを有効にするか、または -htb コマンドラインスイッチを特定して BLAKE2 チェックサムを使用してください。やや大きな書庫を作成している最中BLAKE2はファイルの内容確認するために使用されます。もし 2 つのファイルが同じ BLAKE2 の値 を持っていたとしたらファイルの内容まで同じということになります。BLAKE2 エラー検出のプロパティにはずっと短い CRC32 よりも高い信頼性があります。
  •  
  • 8. 機能の削除:

  • a) 信頼証明情報機能は要求されたレベルの信頼性を提供できませんでしたので削除しました;
    b) スイッチ -en ( 書庫の終了ブロックを付加しない) はRAR 5.0に対応しておらず、つまりはいつでも書庫の終了ブロックがある、ということです。WinRAR はこのブロックがあることにより、書庫に追加されたデジタル署名など外部データを問題なくスキップすることができます;
    c) arcname.rNN のボリューム名に基づいた旧形式の拡張子は RAR 5.0 に対応していないため arcname.partN.rar のボリューム名だけを使用しています;
    d) ファイルコマンドにはもう RAR 4.x および RAR 5.0 どちらでも対応していません。コンソールRARのcfコマンドを削除しました。RAR 4.xおよび5.0どちらにもあって今のところ削除する予定のない書庫のコメントサポートに影響があることはありません。
     
  • 9.「パスワードのセット」コマンドおよび「辞書サイズ」のオプションは圧縮ダイアログの「全般」ページに移動しました。
  • 10. 圧縮ダイアログの「高度」タブにある「シンボリックリンクを関連付けて保存」を使ってリパースポイントとNTFS シンボリックリンクをリンクとして保存し修復することができますのでコンテンツが圧縮されることはありません。このオプションに該当するコマンドラインは -ol スイッチです。NTFSのハードリンクに関する類似のオプションは「ハードリンクを関連付けて保存」です。これに相当するコマンドラインスイッチは -oh スイッチです。どちらのオプションも RAR 5.0 書庫形式のみご利用できます。
  • 11. XZ 書庫形式だけに対応している解凍を追加しました。
  • 12. RAR 5.0 書庫形式のリカバリボリューム処理の変更:

  • a) RAR 5.0 の RAR+REV ボリュームの最大数が、255から 65535 へ上がりました;
    b) リカバリボリュームの操作が RAR 4.x よりも高速になりました;
    c) リカバリデータの他に、RAR 5.0 REV ファイルは保護された。RAR ファイルのチェックサムなどサービス情報を保存します。そのため、保護している RAR ボリュームより少しだけ大きくなります。個々の RAR と REV ファイルを取り外し可能なメディアにコピーしたい場合はそのことを考慮してメディアのサイズより数キロバイト小さいサイズへ RAR のボリュームを設定する必要があります。
  • 13. RAR および ZIP 書庫のファイルパスの最大使用可能文字数が127まで増えました。
  • 14. もしもユーザーが間違ったパスワードを入力したと認識した場合コマンドライン RAR は終了コード 11 を返します。このコードが返るのは、RAR 5.0 だけです。RAR 4.x ではパスワードが間違っているのかデータが破損しているのかを見分けることはできません。
  • 15. V および I コマンドは、圧縮したファイル名を以前のようにラインの始めではなく、ラインの最後に表示します。なお、以前 I および V 出力で利用可能だったフィールドは現在 IT および VT とだけ表示されます。VT および IT コマンドにて書庫ファイルのすべての詳細なマルチライン情報を確認することができます。VTA および LTA コマンドはリストにサービスヘッダーを含みます。
  •  
  • 16. 'rar a arcname @filelist' のようなコマンドにある既定の charset は 現在 WinRAR および コンソール RAR 両方とも ANSI です。以前のバージョンでは、WinRAR では ANSI、コンソール RAR では OEM でした。 -sc<charset>l スイッチを使うとこの規定を無効にすることもできます。
  •  
  • 17. 内部の WinRAR ビューアは UTF-8 および UTF-16リトルエンディアンコーディングを検出してそれに沿ってファイルを表示します。
  •  
  • 18. UTF-16リトルエンディアンコーディングは RAR および WinRAR ログファイルの rar.log で使われているので、Unicode ファイル名はログに正確に保存されます。WinRAR は同じログファイルにある違うエンコーディングが混ざるのを避けるために Unicode ではない古い rar.log ファイルを自動で切り捨てます。コンソール RAR の場合、古い rar.log を手動で削除する必要があります。そうしないと RAR は既存の rar.log に UTF-16 メッセージを追加します。-sc<charset>gスイッチを使って既定のログファイルエンコードを変更できます。たとえば ANSI エンコードには -scag を使用します。
  •  
  • 19. コマンドラインの 'r' (修復)コマンドは任意のdestpath\ parameterを含むので修復した書庫の解凍先のフォルダを次のように定義します:rar r archive.rar destpath\

WinRAR バージョン4.20

主な新機能

  • 1. RAR 圧縮の変更:

  • a) 複数のプロセッサ コアをより効率的に使用するよう、RAR の一般圧縮アルゴリズムを最適化しました。シングル プロセッサ モードでもいく分高速になっていますが、マルチコア環境で最良の結果を残します。速度はデータの種類と平均ファイル サイズに依存します。複数コアは、サイズの大きいファイルを圧縮する際に、より効率的に使用されます。
    b) 優れた圧縮速度を実現するため、必要なメモリを増やさざるを得ませんでした。一般 RAR 圧縮アルゴリズムは約120 MB を割り当てますが WinRAR 4.11 では 40 MB でした。
    c) RAR テキスト圧縮アルゴリズムは、複数 CPU コアを効率的に利用できないため、マルチプロセッサ環境でのパフォーマンスは一般アルゴリズムよりもかなり劣ります。また、 CPU の数に関わらず一般的なアルゴリズムに比べて解凍速度も遅くなります。そのため、既定ではテキスト アルゴリズムを無効にすることにしました。速度にこだわらずデータを最少に圧縮するには「高度な圧縮パラメータ」ダイアログにて指定することができます。「高度な圧縮パラメータ」ダイアログを開いて、「高度」 タブの 「圧縮」 ボタンで設定してください。また圧縮状態は「デフォルト 圧縮プロファイル」で初期設定として選ぶこともできます。このコマンドラインモードでは、テキスト圧縮は -mct switch で設定することができます。
    d)「最速」 (-m1) は現在複数のプロセッサ コアをサポートしています。4.11 ではシングルプロセッサコアのみのサポートとなっていました。
  • 2. RAR の一般解凍アルゴリズム速度もいくらか改善されましたが、RAR の一般圧縮ほどではありません。RAR の解凍には複数のプロセッサ コアを使用することができませんので解凍速度はプロセッサコアの数に関係ありません。
  • 3. ZIP 圧縮の変更:

  • a) ZIP 圧縮は新たに複数のプロセッサ コアをサポートするようになりましたのでマルチコアプロセッサ環境での動作が著しく改善されました。シングルプロセッサコアでの ZIP 圧縮も 4.11 よりも高速になりました。
    b) ZIP 圧縮に必要となるメモリも 15 MB まで増えました。
  • 4. リカバリボリュームの作成と処理にも複数のプロセッサを使用し、さらに処理速度が高速になりました。しかし、通常ハードディスクシークはリカバリボリューム時のみ必要となりますので、SDD を使用した場合一番に高速化が実感できます。
  • 5. スイッチ -M <threads> には以前は 0 から 16 しか入力できませんでしたが1 から 32 まで入力できるようになりました。
  • 6. ファイルを検索 コマンド は 7つの ZIP 書庫からデータを検索するようになりました。以前の ファイルを検索 コマンド は .7z 書庫形式をサポートしていませんでした。
  • 7. WinRAR および WinRAR 自己解凍モジュールは Windows 2000 には対応しておりません。
  • 8. 「高度な自己解凍オプション ダイアログ」にある「現在の設定を保存」は既存の書庫を自己解凍書庫へ変換する時のみご利用できます。現在の設定を保存」にて選択・保存されたオプション設定は、SFX を行う時のみ適用されます。自己解凍書庫を新たに作成または更新した場合、デフォルト圧縮プロファイルで選択された圧縮設定が使用されます。「高度な自己解凍オプション」にて設定されたオプションはこの場合適用されません。

WinRAR バージョン4.11

問題の修正

  • a) WinRAR は RAR 書庫を作成する際、NTFS 圧縮属性の設定を保存しませんでした。
  • b) WinRAR は filelist パラメータが検出されず、@filelis パラメータしかない場合、コマンドラインモードにて強制停止となっていました。このバグは WinRAR.exe のみ影響し、RAR.exe には影響しませんでした。
  • c) 書庫作成時 -x*\フォルダ\* のように * マークが表示され、またそのフォルダ名に'somefolder'が含まれていた場合 WinRAR は全てのファイルを除外し書庫作成を中止していました。
  • d) GUI 自己解凍書庫は Windows プレインストール環境 (Windows PE) では実行できませんでした。

WinRAR バージョン4.10

主な新機能

  • 1. WinRAR は実質どんなサイズの ZIP 書庫も作成できます。以前の WinRAR は書庫サイズは 2BGまで、作成できるZIPファイル数は65535個までと制限がありましたが、その制限がなくなりました。
  • 2. WinRAR は、分割 ZIP ファイルとしても知られているマルチボリューム書庫を作成することができます。ZIP ボリュームは 'volname.zip'、 'volname.z01'、'volname.z02' のような名前になります。書庫を開いたり、解凍したりというあらゆる書庫操作は ".zip" というファイル拡張子を持つボリュームに対して行います。RAR ボリュームとは異なり、ZIP ボリュームは自己解凍にはできません。WinRAR は ZIP ボリュームの作成、解凍時には同時にすべての ZIPボリュームにアクセスする必要があります。したがって、複数のリムーバブルディスクに、ボリュームを分けてZIPボリュームを作成したり解凍したりすることはできません。全て同じフォルダで作成する必要があります。
  • 3. ZIP 書庫の高い精度のファイル日時にも対応できるようになりました。WinRAR は、ZIP 書庫の変更や作成、書庫への最終アクセス日時をナノ秒単位の正確さで保存できます。ZIP書庫の修正と作成、最終アクセス日時の3つを保存するには圧縮ダイアログのタイムスタンプ にある「高い精度の更新日時」オプションを設定する必要があります。解凍回数を設定するには、解凍ダイアログにある「高度オプション」の「ファイルタイムスタンプ」で設定してください。
  • 4. ZIP 書庫に保存された Unicode 名に対応しました。Unicode 名を保存する場所はファイルヘッダーだったり、ZIP エクストラフィールドだったりと ZIP ツールによって異なりますが、WinRARではどちらのタイプのUnicode 名でも正確に処理できます。
  • 5. 「書庫の内容を同期させる」オプションと -as コマンドラインスイッチがZIP 形式でもサポートされるようになりました。
  • 6. スイッチ -ag の動作修正

  • a) -ag スイッチは書庫だけでなく、全ての RAR と WinRAR コマンドで使えるようになりました。
    b) N フォーマット文字の動作が圧縮する時と圧縮しない時で異なるようになりました。圧縮時、使用されていない名前を見つけるまで数字を増やします。解凍時など圧縮しない処理の場合は、使われていない名前の前にある書庫を選択します。
    c) I フォーマット文字なら、フォーマット文字にある H(hours・時) フォーマット文字の位置に関係なく分を指定できます。 時間の前に分を配置したい時や時間が必要ない場合などに M(minute・分) フォーマット文字の代わりに使用できます。
  • 7. ビューアが開いているファイルを変更したり、新しいファイルを作成した場合、既定では、 WinRAR は書庫を更新するか確認します。「設定/ビューア」ダイアログの新しい「ファイルの変更を無視」オプションでこの動作を無効にすることもできます。このオプションのファイル マスク (複数の場合はスペースで区切る) を入力することで、このような書庫の更新の確認をさせないようにすることができます。
  • 8. ボリュームサイズの変更ボリュームサイズ の右のドロップ ダウンリストでサイズの単位を選択できます。以前のサイズ変更方法であるサイズの数値のあとに k や m などの文字を入力する方法にも対応しています。
  • 9. ボリュームサイズの定義 ダイアログの既定定義のサイズ変更フロッピーとZIP ディスクは 5MB と 100MB ボリュームに置き換えられ、かつ最大 FAT32 ファイルサイズとブルーレイディスクへのエントリとして追加もされます。
  • 10. 圧縮ダイアログのオプションに新しく「パスワードが設定されている場合にファイルを消去」オプションができました。常に暗号化されたファイルを安全に削除したい場合は、規定の圧縮プロファイルで、「パスワードが設定されている場合にファイルを消去」を有効にしてください。
  •   
  • 11.「設定」ダイアログに新しく「暗号化ファイルのみ」オプションができました。それを使って、暗号化ファイルと WinRAR が認識した書庫から抽出された仮のファイルを以前よりゆっくりと確実に削除可能になりました。他のテンポラリファイルには「クイック削除」をご利用ください。
  •  
  • 12. 書庫を変換 コマンドの変更:

  • a) 暗号化された書庫を変換することができるようになりました。以前の 書庫を変換 コマンド ではスキップしていました。しかしこのプロセスをスキップしたい場合は、書庫を変換ダイアログの「暗号化された書庫をスキップ」オプションを有効にすることでスキップすることができます。変換コマンドをサイレント モードで実行しパスワードの入力を求めないようにしたい場合に便利です。
    b) RAR 1.x および 2.x 書庫に特有だった, 特別な "rar2" タイプの書庫が削除されました。 現在では "rar" 書庫タイプが RAR 書庫の全てのバージョンの変換を管理しています。変換コマンドはもう RAR の書庫バージョンを見分ける必要がないので、書庫の検索がずっと高速になった「書庫を変換」 ダイアログが表示されるのも以前より早くなりました。
  • 13. 新しい -log[fmt][=name] スイッチを使って、書庫とファイル名を圧縮コマンドにある RAR と ZIP 形式のログファイルに書き込めるようになりました。また同時に RAR 形式の解凍、削除、リストコマンドのログファイルにも書き込めます。-log を見れば WinRAR で生成された書庫名がわかるので、このスイッチは -ag スイッチ または -v スイッチで作成された書庫を処理する際に特に便利です。
  • 14. 新しい -@[+] スイッチで、ファイル名 (-@)でもファイルリスト (-@+) でも、@ の文字から始まるパラメータは全て処理できるようになりました。
  • 15. セットアッププログラムにある自己解凍オプションは「高度な自己解凍オプション」ダイアログにある全般ページからセットアップページへ移動しました。「解凍後に実行」も「解凍前に実行もどちらも現在マルチラインとなったので、同じ自己解凍書庫に対するセットアッププログラムを複数特定できるようになりました。
  • 16. SetupCode 自己解凍スクリプトコマンドが有効の場合、 自己解凍書庫はセットアップ プログラムの終了を待ち、セットアップ プログラムの Exit コードに 1000 を追加したコードを自己解凍書庫の実行ファイルの Exit コードとして返します。このコマンドの GUI に相当するのが高度な自己解凍オプション ダイアログの セットアップ にある「待機して終了コードを返す」です。
  • 17. 自己解凍書庫は、スタートメニューのトップにあるショートカットコマンドモードである「s」をもうサポートしません。最近の Windows はスタートメニューのトップにプログラムのアイテムを追加することができません。
  • 18. 圧縮時のボリュームサイズとウィザードダイアログは小数点以下を指定することも可能です。小数点は Windows の地域設定で定義されています。-v<size> コマンドラインスイッチでも小数点を使用できます。コマンドモードラインでは、小数点としてドット (.) が使われます。例えば、 -v1.5g スイッチ は 1.5 GB の意味です。

WinRAR バージョン4.01

主な新機能

  • 1. TAR 書庫でバイナリフォーマットで保存されたファイルサイズに対応しました。 一部の TAR 書庫では、 8 GB より大きいファイルの場合 8 進数でなく、バイナリサイズフォーマットを使用します。

問題の修正

  • a) RAR 書庫に格納サイズが 4 GB を超えたファイルが含まれている場合、「修復」 コマンドは 書庫の構造を正常に再構築することができませんでした。この問題はリカバリレコードを使用して修復した場合には発生しません。リカバリレコードが見つからず、 WinRAR が書庫の構造の再構築を実行する場合にのみ発生しました。
  • b) 解凍ダイアログの 「高度」 タブで 「パス情報を無視」 オプションがデフォルトに設定されている場合でも、エクスプローラコンテキストメニューから呼び出した場合、WinRAR はファイルパスを解凍していました。
  • c) 暗号化された ZIP 書庫に誤ったパスワードを入力した場合、 WinRARは正しいパスワードを再入力させる処理を行いませんでした。
  • d) 「ウィザード」 コマンドでは、一つのフォルダまたは拡張子のない一つのファイルを圧縮する際、自己解凍およびマルチボリューム書庫を作成することができませんでした。
  • e) 「ファイルから設定をインポート」 コマンドで、WinRAR 圧縮プロファイル内の複数行のコメントを復元できませんでした。
  • f) name1.name2.part#.rar という形式の RAR ボリュームを変換する際、「書庫を変換」 コマンドは .name2 の部分を削除していました。したがって name1.name2.rar となるべきところ、 name1.rar というファイル名になっていました。
  • g) -agNNN スイッチを使用して新規に書庫を作成する際、生成された書庫番号が 110 以降だと RAR がクラッシュする場合がありました。
  • h) 7-Zip 書庫が非デフォルトコードページを使用していると、WinRAR で書庫内の非英語ファイル名を正しく表示できませんでした。これは表示上の問題であり、当該ファイルの解凍は正常に行うことができました。

WinRAR バージョン4.00

主な新機能

  • 1. RAR の解凍速度が改善されました。データの種類により、前バージョンから最大で 30% 速度が向上しています。一般的な RAR アルゴリズムと特別な RAR マルチメディアメソッドの多くは速度の改善が見込めます。テキスト圧縮メソッドについてのみ、速度の改善は見込めません。
  • 2. ISO サポートの変更:

  • a) UDF 2.50 に対応しました。 これにより、ほとんどの Blu-ray ISO ファイルの解凍が可能になりました。
    b) UDF ISO ファイルの参照時、 UDF リビジョン番号が WinRAR アドレスバーおよび書庫情報ダイアログボックスで UDF フォーマット名の後に表示されます。
    c) WinRAR は、 UDF および ISO9660 ファイルに格納されたフォルダを解凍する際、フォルダの更新日時を設定します。
  • 3. パスワードダイアログボックスの変更:

  • a) WinRARは、圧縮/解凍時に同じパスワードダイアログボックスを使用します。したがって、解凍時にも 「パスワードを隠さない」 オプションが利用できます。
    b) パスワードダイアログボックスの 「パスワードの整理」 ボタンをクリックすると、パスワードの整理ダイアログボックスを表示します。 ここでは、頻繁に使用するパスワードを指定することができます。保存したパスワードは、ドロップダウンリストやオートコンプリート機能で利用することができます。保存したパスワードは暗号化されませんので、取り扱いには十分にご注意ください。コンピュータにログオンパスワードを設定するなどして、第三者が閲覧できないようにしてから本機能をお使いください。
    c) パスワードダイアログボックスの 「すべての書庫に使用する」 オプションが、複数の書庫をまとめて解凍する際に利用できます。これにより、入力したパスワードをすべての書庫に適用することができます。このオプションをパスワードを入力しないで使用した場合、 WinRARは暗号化された書庫の解凍をすべてスキップします。
    d) 前バージョンと異なり、デフォルト圧縮プロファイルのパスワードは解凍時に使用されません。解凍する書庫すべてに同じパスワードを使用したい場合は、パスワードダイアログの 「パスワードの整理」 で、新しいパスワードを追加して、「書庫を選択」 欄でファイルマスク 「*」 を指定してください。
  • 4. Windows 7 では、 Windows タスクバー内の WinRAR アイコンにも処理の全体の進捗を表示します。これは、 WinRAR 設定 「全般」 の 「タスクバー プログレスバー」 で無効にできます。
  • 5. Unicode 対応を改善し、非英語ファイル名の処理が向上しました。 次の改善が含まれています:

  • a) 「ファイル名を変更」、 「書庫を変換」、 「ファイルを検索」 などのコマンド、フォルダツリーパネル、パスワード要求ダイアログ、その他の WinRARインターフェイスにおいて、 Unicode 処理が改善されています。
    b) エクスプローラ コンテキストメニューに表示される WinRAR 項目の Unicode名が正しく表示されるようになりました。
    c) .lng ファイルが Unicode に対応しました。 これによって、 Unicode のみの言語でも WinRAR のローカライズが可能になりました。
  • 6. -x <file> スイッチ構文を変更しました。 フォルダにワイルドカードの除外マスクを指定できるようになりました。このマスクは、 -x*tmp*\ や -x*\temp\ のように、「\」で終わる必要があります。
  • 7. 解凍ダイアログの 「高度」 で、 「相対パスを解凍」 オプションが新たに追加されました。「相対パスを解凍」 オプションを有効にして WinRAR で書庫のサブフォルダを参照している場合、カレントサブフォルダまでのパスは解凍するファイルパスから削除されます。例えば、書庫の 「Backup\MyData」 フォルダ内から、「Images」 フォルダを解凍する場合、「Images」 として解凍されます。 「Backup\MyData\Images」 フォルダには解凍されません。このオプションは本バージョンからデフォルトの解凍モードになりますが、WinRAR 3.x の処理方式に戻すこともできます。解凍ダイアログの 「全般」で「フルパスを解凍」 を選択し、 「設定を保存」 をクリックしてください。
  • 8. WinRAR および WinRAR 自己解凍モジュールは、 Windows 98、 Windows Me および Windows NT をサポートしていません。WinRAR 4.0 を使用するには、Windows 2000 以降が必要です。古い Windows OS で WinRAR を実行する必要がある場合は、バージョン 3.x のWinRAR を ftp://ftp.rarlab.com/rar から入手してご利用ください。
  • 9. シンボリックリンクやハードリンクを含む TAR、 TAR.GZ、 TAR.BZ2 書庫を NTFSファイルシステムに解凍する場合、WinRAR は解凍時にこれらのリンクを作成します。WinRAR は、Windows Vista 以降では、シンボリックリンクとハードリンクを、以前のWindowsではすべてのリンクをハードリンクとして作成します。解凍先が FAT32 やファイルリンクをサポートしていない他のファイルシステムの場合、 WinRAR は TAR、 TAR.GZ、 TAR.BZ2 書庫の解凍時にリンクをスキップします。
  • 10. リカバリボリュームの処理は、ディスクシーク操作が減少し、結果、パフォーマンスが改善されました。
  • 11. 解凍ダイアログのツリーパネルで Windows 7 ライブラリが選択できます。WinRAR は、解凍先としてデフォルトの保存場所を使用します。
  • 12. 「レポート」 コマンドで、レポートファイルの出力形式として HTML、Unicode、通常のテキストから選択することができるようになりました。以前のバージョンの WinRAR と異なり、 HTML や Unicode テキスト形式でレポートを作成する際、Unicode 文字で保存します。したがって、非英語文字のファイル名も正常に表示されるようになりました。
  • 13. GUI 自己解凍書庫のメッセージリストは、操作ステータスとエラーメッセージのみを表示します。解凍されたファイル名すべては含まれません。この変更は、大量のファイルを含む自己解凍書庫の速度を